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思いついたらメモ。その程度。定期的な更新なんてありえない。
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神戸殺人事件 内田康夫 著 読了
 「赤い寺 白い犬」神戸・三宮
 で浅見光彦がヤクザから救った
 女性は、この紙片を残して、忽
 然と姿を消した。その夜、現場
 に居合わせた元船長松村が神戸
 港で殺され、アリバイのない浅
 見に嫌疑が…。一方、芦屋の海
 運会社会長宅・小野田家を訪れ
 た客二人が相次いで殺される。
 消えた女との接点は何か? 小
 野田家の孫娘亜希は、浅見光彦
 に救いを求めた!


長編推理小説である。しかも浅見光彦シリーズとしては34作目だという。
394ページ 400字詰め原稿用紙で720枚の長編だ。読み応えがある。

章の構成としては、物凄く自分の好みである。
最初の3つの章は全く関連性の無い話なのだが、読み進むにつれて1本へと集約されていくパターン。
このパターンで面白くなかった作品を読んだ事が無い。

「浅見光彦シリーズ」というと、テレビドラマの方を何度も見ていた。
いわゆるサスペンスドラマであって、一本調子の単純なサスペンスである。正直言って退屈なドラマだ。
決して推理物ではなく、ご都合主義の時間枠潰しの為のドラマとしての印象しか持っていなかった。

なので、文庫とは言え通常の推理小説の1.5~2倍の厚みがある作品を読もうと思うまでにかなり時間を
要した。表紙に「長編推理小説」とあるが、「読者に推理させる」推理小説では無く、
登場人物が勝手に作者の脚色で「あたかも推理してるような文章をダラダラ読ませる」推理小説だという
不安の方が強かった為だ。
テレビのドラマなら、それでもいい。掘っておけば勝手に話は進む。しかし小説となると自分から積極的に
読み進めねば先へ進まない。くだらない単語の羅列を読まされる苦痛は相当なものである。
しかも項数が多いなら尚更だ。

そんな危惧は、不要だと3章目に差し掛かった時に安堵した。
自分の勝手な基準では、とても推理小説とは言えない作品であるが、サスペンスとしては1級である。

話は面白くポンポンと進む。トリックらしいものは無く、主人公が謎に出くわした時点で読者の方が
その謎についてアッサリと解ってしまうので、主人公や登場人物が苦悩してるのがジレッタイ。
風景の描写は希薄だが、その分人物の描写に優れてる。
タイトルに地名を冠してる作品という事を考えるとちょっと苦笑いしてしまうが。

それでも、けっこう楽しめたし長編である事を感じさせない文書力は流石である。

え?印象に残った言葉ですか??


無いですね・・・でも、ラストは最高ですよ。
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