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思いついたらメモ。その程度。定期的な更新なんてありえない。
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おしまいの日 新井素子著 読了
 あなたがとっても好きだから、あた
 しは自分がわからなくなる。あなた
 のことだけを考えていたいのに。あ
 なたは今夜も、まだ、帰らない…。
 三津子と忠春は結婚七年。旦那様は
 会社で出世頭だし、夫婦仲も円満で、
 三津子は絵に描いたように幸せな専
 業主婦。なのに―愛する人のことを
 想うひたすらな心を静かに蝕んでい
 く孤独の闇。日常生活に潜む正気と
 狂気の狭間を描くサイコ・ホラー。


久しぶりの新井素子作品である。昔は新井素子作品にどっぷりはまっていた。
但し、彼女が結婚をした頃から新井素子作品から離れてしまった。

買うには買ってたんだよ。でもね、なぜか読めないの。デビューしてからの彼女の作品は
1冊読むのに半日しかかからなかったし、同じ作品を何度も繰り返し読んでた。
「わたしのなかの」なんかは暗唱できるくらい読み込んでたよ。今はできないけど。

作風が変わったからなのかな?でも「デイアナ・ディアディアス」とか「グリーンレクイエム」とかも
今回読んだ「おしまいの日」に近い作風な気もするんだけどね。

たぶん私自身の心情が変わったんだろうな。ほんとーに突然読めなくなったんだよ。
同じ様に突然読めなくなった作家は、栗本薫のグインサーガや平井和正のウルフガイシリーズなんかがある。
どれもこれも好きだった作品なのに、なぜか読めなくなった。

変わりに読み始めたのが氷室冴子だったり、タニス・リーだったりする。
たいして変わんないのにね。

で、今回も書棚整理をしてて読んでなかった本を見つけて挑戦してみたわけなのだが・・・
いや、じつは書棚にあったのはハードカバーの初版のヤツ。
読もうと決意した時に、文庫版を探して買って来たのだ。理由は1つ。

”新井素子"作品だから。なぜって?それは・・・

***

読んでみると読めるんですよ。あれだけ苦心してもページが進まなかったのに。
読むのに2日間もかかってしまったけれど。

やはり読めると、面白いね。谷山浩子の曲をBGMにすると一層気分が高揚する。
新井素子と谷山浩子は正しく、「出会い物」だねぇ。

作品の内容については、今まで通り触れないけれど、作家性が全面に押し出されてて個性的。
「アルジャーノンに花束を」みたいに日記を紐解くようにして、主人公が壊れていく様が
きっちり描いてる。日記だから、主人公が「嘘」を書いてる所もある。

この作品は「書体」とか「塗りつぶし」とかが効果的に使われてて、効果をあげている。
文字のエフェクトといってもいいかもしんない。

そして、文庫版を買って来た理由は、「作者あとがき」が目的だったため。
新井作品の一冊一冊の「活字」を広告とかすべて読んで行くと見える面白さが出てくる。

 ※なにかのインタビューで新井素子先生が「私は本に印刷されてる活字は全て読みます」と。
 その記事を読んでから、私も全ての活字に目を通すようにしている。

新井素子作品の魅力は「あとがき」にある。「あとがき」を読むために本文を読んでる時もあった。
「あとがき」だけ読んでも魅力は伝わってこないからね。

文庫版だと、その「あとがき」が2つあるのだ。最初の「あとがき」に加えて、
文庫版「あとがき」が付いてくる。
随分とじかんがたってしまってるから、追加された「あとがき」があるはずだと踏んで文庫を買って
読んだ次第です。

私は間違っていなかった。10数年ぶりに新井素子作品を楽しむ事ができた。
これからは、もっと頻繁に読んでみようかな。
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