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思いついたらメモ。その程度。定期的な更新なんてありえない。
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秘密の多いコーヒー豆 クレオ・コイル 著/小川敏子 訳 読了
 コーヒーの専門家に言わせれば、
 カフェインの入っていないコー
 ヒーなんて、ただの水。そうクレ
 アは蔑んでいたけれど、旧友が開
 発したこのカフェインレス・コー
 ヒー豆の味は別格。三人のバリス
 タに試飲させても、文句なしのコ
 クと酸味。もし発売が叶えば、必
 ずや、クレアの店に莫大な利益を
 もたらしてくれるはず! けれど、
 商売繁盛どころか幻の豆をめぐる
 裏取引や密輸、はたまた殺人事件
 にまで巻き込まれてしまい……。


「コクと深みの名推理」シリーズ第5弾です。前回同様にいい加減な裏表紙の粗筋は棚の上に置きまして…冒頭に作者のサイトのURLが紹介されていました。コチラです。
バーチャル版『ビレッジ・ブレンド』だそうです。ちょっとだけ嬉しいですね。文字からしか想像出来なかった物が、サイトのページではありますが、具現化しているというのは。英語が解ればもっと嬉し買ったのですが…… レシピもいくつか紹介されてあって良い感じです。すぐにお気に入りに登録しました。
それから、自分の好きな映画監督―ディビィット・リンチの言葉まで冒頭に掲載されていて嬉しくなりました。アリス・キンバリー名義での別シリーズでは珍しくない事ですが、このシリーズでは、あまり無い事です。
どんなにまずいコーヒーでも、ないよりはましだ。」はい、私も常日頃より、いつもそう思っています。

本編の感想ですが…今回はホーム(マンハッタン)での話ですが、あんまり『ビレッジ・ブレンド』は活躍していません。眠りに帰る程度です。そのせいか、コーヒーに関しての薀蓄も薄い感じです。今回の話の鍵になるコーヒーのキの枝からコーヒーのルーツが語られるのですが、歴史という点では非常に面白く興味深くて勉強にはなりましたが、肝心の『飲み物としてのコーヒー』(コーヒーのいれ方やバリエーション。種類とブレンド、アレンジなどの飲み方)に関してはネタ切れの様な感じ。※コーヒーの木や枝に関してのロマンチックな歴史は、この作品で初めて知りました。
今回登場するカフェインレスの特殊なコーヒー豆も架空の物っぽくて胡散臭いし、また、その豆を使ってコーヒーをいれる描写も今までの様に緻密ではありません。なんだか安っぽいSF映画の設定みたいです。コーヒーのいれ方はフレンチプレスした~と書いてある程度。「コクと深みの名推理」という冠が錆びてきた感じです。また、冒頭から中盤まで主人公クレアの好奇心による暴走が目に余ります。面白いと言えば面白いのですが。不満が無いわけではありません。事件が発生していなのに調査するとは!(笑)

のシリーズは回を重ねるごとに面白さや旨味が減少していっているような印象をうけます。まぁ、それでもいっきに読めてしまうのは作者の力(または訳者の力)なのでしょう。
クレアを取り巻く人間関係も次第に複雑になっていっていますが、なかなか前に進まない。進んじゃうとシリーズが短くなってしまうのでしょうけれど、もう少し進んで欲しいものです。いつも中途半端な状態で放置し、次の作品で進展があるのかと思いきや、既に過去の事になってたりして、読者置いてきぼりの連続。これが持ち味と言えば持ち味なのでしょうけれど。正直、読んでいて辛い。他の作家の作品を読みたくなってきたりしますが、なぜか辞められない。まるでカフェイン中毒患者になったみたいです。

このシリーズを読む時はコーヒーをいれてから読んでいるのですが、いつもは一冊読むのに4杯位のんでいます。今作では缶コーヒーのエスプレッソを10缶以上のんでいます。缶だったから飲みやすいというのあるのですが、作品内容にコーヒー分が薄くなっている為。今回は本当にどうしたのでしょうか?このシリーズは推理小説としては面白くないけど、コーヒーの薀蓄やら知識等が面白いのに、それが薄くなっている。これは致命的です。掲載されているレシピもコーヒーでは無くお菓子だもんなー。
とりあえず次回作まで読んで、他の作家さんの小説を読もうかと思っています。そういえば第2弾は読んでなかったのでしたねぇ。それは読まないといけないですね。

≪1719文字:400字詰原稿用紙5枚≫
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テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

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