Eclatez
思いついたらメモ。その程度。定期的な更新なんてありえない。
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バーチャルボーイと3DS
年はキャメロン監督の「アバター」がヒットし、それを出汁にしていろんなメーカーが3Dテレビの宣伝に力を注いでいる。まるで、3Dは全く新しい技術で、現在3Dが流行っていると言わんばかり。まるで、インターネットが普及したばっかりの頃に「バーチャル」がマスコミによってもてはやされていた時とそっくりに思える。「アバター」は確かに3D映画として公開されたが、3Dだからヒットした訳では無い。その証拠に「アバター」に前後して公開された3D映画は、必ずしもヒットしていない。そもそも3D映画自体、昭和の時代から(たまにではあるけれど)作られ続けている。表現方法の一つにすぎず、今更、ワザワザ取り上げる必要性すら無いはずだ。
たまたまヒットしたので、3Dテレビの宣伝に利用されているだけに過ぎないと思う。こういう宣伝は、どうしても胡散臭く感じてしまう。宣伝に乗せられて新しいハードを購入したもののソフトが追い付く前にハードが消えるパターンを思い起こさせるからだ。情報操作によって、視聴者が踊らされていた前世紀とは違う事に気付いていないのか?前世紀と同じ様に、「CMを流せば流しただけ売れる」とでも、今でも思っているのだろうか?だとすれば、なんと古い考えの下で新しい商品のアピールをしているのだろうと、愚かに思えて仕方が無い。
そもそも、一般のお茶の間に3Dテレビが必要か?僕は必ず見るのがニュース番組や天気予報だが、ニュースや天気予報が3Dになったとして何の意味があるというのか?バラエティ番組やドラマ、映画でも必ずしも必要じゃない。むしろ邪魔じゃないかとすら思う。立体になるという事は1画面に含まれている情報が増えると言う事だが、伝えるべき情報はシンプルであるほど、相手に届く。矛盾していないか?
3D映画が家庭でも見られるといって、年に何本の3D映画が公開されている?それを補う為か、過去の映画を3Dにして放映するという話まで出ている。無理やり、必要の無いものを押し付けているのじゃないかとさえ思ってしまう。

 先日、任天堂が来年3月期に「ニンテンドー3DS」を発売すると発表があった。
 http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20100323_356362.html
 ゴーグル無しで、3Dが楽しめる携帯ゲーム機との事。これなら、まだ理解できる。任天堂は3Dをブームに乗っかる形で開発していない。しかも、今の任天堂の力を持ってすれば、ソフトの供給や、目新しいサービスも期待できる。ソニーやパナソニックの3Dテレビとは明らかに次元が異なる。3Dテレビの発売で期待する事は、既存のTVの値下げだけだが、こちらはハード自体が楽しみだ。

天堂の3Dゲーム機と言えば、1995年7月に発売された「バーチャルボーイ」を思い出す。というか、僕のいえでは現役のゲーム機だ。数年に1度、10分間位遊ぶだけだけど。
「バーチャルボーイ」の発売発表が、内覧会であった時の期待感はすさまじかった。当時は仕組みとか発表されておらず、「ファミコン通信」とかの雑誌でも推測記事が多数出ていた。モニターを使用せずに網膜に直接投影するとか、期待感を煽る新技術の記事。
もっとも発売されてみれば、小さな液晶モニターが2つ付いて「交差法」で見るという、ありふれた物であったが。※当時、ステレオグラムとかの雑誌が出回り始めていた。
「バーチャルボーイ」はその期待感とは反対に発売後は、悪評が立つどころか、客の関心すら引かなかった。発売されたソフトは僅かに19本。しかも半数は3Dである必要性が全く無いゲームだった。うちの会社で仕入れたのは、ハードと同時発売のソフト5種類と、翌月に発売された4本だけ。つまり、ハードの受注を最初にした時に一緒に発注した分だけだった。
 2回目の発注はしていない。にもかかわらず売れなかった。仕入れた分だけでも売ってしまおうと、実演したりしたが、これが逆効果。実演で遊んでいる子供は、その異様なプレイスタイルで友達からイタズラされたりばかにされたりしていた。更に、10分も遊んでいると、目を真っ赤にし、鼻水と涙を垂れ流して顔がグチャグチャになっていた。バーチャルボーイの実演機で遊んでいた子供達は例外なくそうなった。
※基本的にゲーム類は買い取りのみで、返品は出来ない。初期不良であれば交換は出来るが…

そうなった子供達は二度と手を出さなかったし、バーチャルボーイで遊ぶと「赤い悪魔」に呪われるという噂まで流れる始末。
かくして、大量のソフトとハードが売れ残った。この時点でいくら値引きしても売れず、何かのイベントの景品にしても「いらないから、他の物と交換してくれ」と言われた。
 
 その後、しばらくは商品棚の上に積まれていた。何度と無く棚卸しのチェックを受け…数年後に、値引き伝票を切って損失扱いにして、処分する事になった。
その時に、在庫全てを持って帰ってくれと上司に頼まれて、自宅に持って帰ったのである。それ以来、ずっと自宅の押入れに入っている。
一度、中古屋に持っていったが、どこの中古屋でもリサイクルショップでも引き取ってもらえなかった。金はいらないからと言っても断られてしまった。どうしようもなくなり、夜中に中古屋のシャッターの前に置いておこうかと思ったくらいだ。
 が、考えを改めた。
僕はゲームボーイのハードを集めている時期があって――それを知っている上司は「持って帰ってくれ」と言った訳だが――バーチャルボーイも最初は携帯ゲーム機として設計されたわけだから、ゲームボーイの延長線にあるよねと、無理やり自分を納得させた。つまり、コレクションに加える事にした。

れから10年以上もたった。来年、3DSと言う名の携帯ゲーム機が発売される。更に、3Dテレビの宣伝でマスコミは消費者そっちのけで必死だ。本当に3Dの時代が来るのか?来るのならコミュニケーションツールとして、医療等の研究や検査のツールとして、もしくはサブカルチャー的な番組での使用を期待したいと思う。単なる嗜好品で終わるなら、昔と同じく短命で終わるだろう。任天堂の成功だけが過去の失敗に裏付けられて、約束されている様な気がしてならない。

≪2563文字:400字詰原稿用紙7枚≫
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